サイズ直しをおススメしない理由

サイズはきちんとその人に合ったサイズであればサイズ直しは本来発生しないものです。きちんと測ってあげられないショップ、正しく絶妙なサイズで作ってあげられない職人が「いつでも直して上げますよ」と言い訳しているだけなのです。指のサイズが戻り易いことも知らないショップもあります。購入時に快適に適合していれば、その後もサイズは直すことはありません。

「サイズを直しましょう、きつくなったらサイズを大きくしましょう!」とサイズ直しを薦める人は、どんどん際限なく太りましょう。体重を増やし続けましょうという意味ではないでしょうか?

指の太さは変わり易い=簡単に戻るサイズ

結婚したばかりの年齢層の方にはぴんとこないかもしれませんが、 健康診断の問診票に、「20歳のころから10キロ太りましたか?」という設問があります。つまりそれほど10キロ増え生活習慣病につながっている人が多いという結果です。指輪がきつくなったらそれを健康のバロメーターだと感じ、生活を見直すことで指のサイズはすぐに元に戻ります。指のサイズは常に変わり易く、太くなっても細くなるのも意外と簡単なのです。10キロ増えることは代謝が落ちていたり、糖尿病のリスクを増やすデメリットの方が大きいのです。指輪がきつくなってきたと感じたら、もう一度美しかった20代のスタイルを意識する機会です。

サイズ直しのできる金属素材で後悔すること

金銀プラチナ、チタンなど結婚指輪の素材はさまざまありますが、サイズ直しができるとかできないからデメリットだという基準で選ぶと、落とし穴があります。耐久性の面でプラチナや金は、サイズ直しをする前に円形をとどめていられないほどやわらかく、先輩花嫁の結婚指輪の9割は楕円に変形しています。真円を保っているのは販売して数時間だとおっしゃる専門家もいます。一生ものだという広告に影響されプラチナやゴールドの結婚指輪が百貨店さんに並んでいますが、毎日着け続けているとぼろぼろになってしまいます。サイズ直しはできると言われて安心して購入したけれど、その前に歪んでしまうということが起きます。サイズ直しができるメリットに隠れて歪み易い変形し易いというデメリットは知らされていません。金属の耐久性を見極めて選ぶことが大切です。

リングサイズの測り方から抜けない指輪の抜き方、指のサイズの変化するわけなど、指輪の知恵情報庫です。

なぜサイズがぴったり合っているのに指輪の形によって着け心地に差が出るのでしょう。 20年間リングサイズを測った日々からの実態レポートと指輪サイズの謎。 はずせない結婚指輪。サイズが変化するわけ.

指輪のサイズの知りたい なぜ? コンテンツ


指輪のサイズ直し

一度お作りしたシルバーリングのサイズ直しが発生するのは、ご来店頂いた際のサイズ測定からサイズが変化してしまった場合などのケースがあります。
指輪のサイズマニュアルに沿って綿密に打ち合わせたネットのご注文はぴったりだったというお声をいただいています。サイズマニュアルの測り方を実践されて、サイズが合わないということは起こらないのす。
不思議なことに、ペアで原宿までご来店いただいてあえてゆるめにご指定された場合に、ゆるすぎたりして、サイズ直しになるケースがございます。

サイズ直しは返品交換とは違います。指輪を購入されて、長期経過しても有償にてお直しさせていただいています。量産している号数別に同じデザインが用意されているショップさんと、オーダーメイドは別になります。
どのくらいのサイズをお直しすれば良いか、気持ち良く着けていただけるサイズにお直ししないと意味がありません.慎重に以下のようなコンディションを伺い決定しますので、ゆるくても、1週間は着けてみていただき、どの程度ゆるいかをお知らせいただくとよりよいサイズ直しができます。

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サイズ直しには、そのリングをしばらく着けた結果、指との関係がどのような状態なのかをお知らせいただき、それに応じて調整いたしますのであわてて交換や、新品のまま返さなくてはとあせらないでください。

指輪がゆるい場合
・指輪をしたまま指先を下に向けるとぽトンと落ちてしまう。
・ぽろっとは落ちないが、手を振ったら指輪が落ちる。
.朝から晩までまるっきり触らないほど指輪がぶかぶかで大きすぎる。
.むくんだ時はまあまあ着けられる夜もあるが日中はゆるめ
・朝の寝起きや水分をたくさん摂った夜でも、ひっかからないくらいゆるい。
・日中の大部分の時間帯で、指輪がするっと落ちるがすこし落ちない時間帯もある。
.ひっかかりはするが、ゆるゆるで、たまにむくんだ時だけフィットする
・指先を下に向けても落ちるほどではないが、水を使うとすぐに指輪が落ちる

きつい指輪の場合

・まるっきり指に入らない
・無理すれば入るように思えても関節が太いので入らない
・やっと指にはめられるが、指輪をはずす時、真っ赤になる
・日常はずる機会が多いが、指輪がなかなかはずれないので困る
・指のつけ根ではちょうど良いが関節を通すとき痛い

など、指輪と指がどんなときにどういう困ったことがあるかを伺いまして、気持ち良く着けて頂ける指輪を作るのが使命でございます。
気がついた点は何でも教えてください。

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ちょうどいいサイズをあえて直す:
・着けるときはちょうどいいが、指輪をはずす時に関節が真っ赤になってしまう

このようなケースはちょうどいいサイズだと思いますので大きくお直ししないほうが無難です。特に関節の太い男性に多くみられますが、お仕事中頻繁に抜き差しするからということで、抜くのに楽な大きめをお作りする場合もあります。関節で留まらないような、付け根の方が太い指の場合ですと、抜き差しに楽なリングというのは落ちやすくなることをご留意ください。

------------------------------ゆったりサイズでのオーダーメード:手がパンパンになった時の圧迫がないように、日頃はゆったりとしたサイズでつけたいから
ということで大きめに注文する場合は、時間帯によってはぶかぶかに感じることもあるということをご承知おきください。
そして、それをサイズ修正として小さく作り直す場合は、通常の着け心地を優先して、指がパンパンになったときだけは多少圧迫感があるのはしかたないということになります。
16号以上のサイズのある方ほど指の太さに増減が大きくなったりしますので、幅広のリングに関してはとてもむずかしくなります。
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かなりフィットしていたほうが良いケース:指輪のデザインが幅3ミリ程度の細い結婚指輪のようなリングでしたら、圧迫感は気にならないはずです。失くされる方もけっこういらっしゃるので、すきまなくぴったりフィットしていたほうがいい場合もあります。
サイズ修正を行うときは、ある程度しばらく着けてみてから頃合いを見計らってからオーダーしてください。
指輪 サイズ

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